症例の紹介

症例の紹介

モヤモヤ病

モヤモヤ病

 

モヤモヤ病の鍼灸治療方法
 モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)は、脳の動脈(ウィリス動脈輪)が狭くなり、異常な血管網(モヤモヤ血管)が発達する病気です。これにより、脳の血流が低下し、脳梗塞や脳出血、頭痛、めまい、しびれ、言語障害などの症状が現れることがあります。
鍼灸の役割
 モヤモヤ病の根本治療は手術(血行再建術)が推奨されますが、鍼灸は補助療法として、血流改善・自律神経調整・症状緩和を目的に行われます。

 

期待できる効果
• 脳の血流を促進し、酸素供給を改善
• めまい・頭痛の軽減
• しびれや運動障害の緩和
• ストレスや自律神経の調整

鍼灸治療の基本方針
1. 脳の血流を促進する → 頭部や頸部の血行を改善
2. 自律神経を整える → 血管の過剰な収縮を防ぐ
3. ストレス・疲労を軽減する → 精神の安定を図る
4. 頭痛やめまいを軽減する → 体調を整え、生活の質を向上

鍼治療のアプローチ
① 頭部・頸部の血流を改善するツボ
• 百会(ひゃくえ)(頭頂部)
→ 頭の血流を改善し、めまいや頭痛を緩和
• 風池(ふうち)(後頭部、髪の生え際)
→ 脳の血流を促し、頭痛・めまいを軽減
• 天柱(てんちゅう)(首の後ろ)
→ 首・肩の血流を改善し、脳への血液供給をサポート
② 自律神経を整えるツボ
• 神門(しんもん)(手首の内側)
→ ストレスを和らげ、血流を安定させる
• 内関(ないかん)(手首の内側、二本の筋の間)
→ 血圧調整、動悸・不安感を軽減
③ 末梢循環を改善し、血流をスムーズにするツボ
• 合谷(ごうこく)(手の親指と人差し指の間)
→ 体全体の血流を改善し、頭痛・しびれを緩和
• 三陰交(さんいんこう)(内くるぶしの上)
→ 血行促進、冷えやむくみを改善

灸治療のアプローチ
お灸の温熱効果により、血流を促進し、脳や末梢の循環を改善します。
• 大椎(だいつい)(首の付け根)
→ 頭部・頸部の血流改善
• 足三里(あしさんり)(膝下のすねの外側)
→ 体力を補い、疲労回復
• 関元(かんげん)(へそから指4本分下)
→ 全身の血流を促し、冷えを改善

日常生活でのセルフケア
1. ストレッチ・軽い運動 → 血流を促し、筋肉の緊張を和らげる
2. 適度な水分補給 → 血液の流れをスムーズにする
3. 温める習慣(入浴・温灸・カイロ) → 血管を広げて血流を改善
4. ストレス管理(深呼吸・ヨガ・瞑想) → 自律神経の安定化
5. バランスの取れた食事(ビタミンB群・鉄分・DHA/EPA) → 血管の健康を維持

まとめ
 モヤモヤ病の鍼灸治療は、血流改善・自律神経調整・症状緩和を目的とし、補助療法として行われます。
特に、脳の血流を促進するツボを刺激することで、めまい・頭痛・しびれなどの症状を軽減する効果が期待できます。
ただし、根本治療には手術が必要になることも多いため、医師の指導のもと、適切な治療と併用することが大切です。

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円