症例の紹介

症例の紹介

舌咽神経痛

舌咽神経痛

 

 舌咽神経痛(ぜついんしんけいつう)は、舌咽神経が刺激されることで発生する激しい痛みを伴う神経痛です。特に喉、舌の奥、耳の奥、扁桃周囲などに痛みが走るのが特徴です。鍼灸治療は、舌咽神経痛の痛みを和らげるのに有効な方法の一つと考えられています。

 

鍼灸治療の基本方針
 舌咽神経痛の鍼灸治療では、以下のポイントに注目します。
1. 神経の過剰興奮を鎮める
2. 血流を促進し、神経周囲の環境を改善する
3. 筋緊張を緩和し、関連する部位の負担を軽減する

鍼治療のアプローチ
① 局所治療(痛みのある部位)
舌咽神経の走行を考慮し、以下のツボにアプローチします。
• 翳風(えいふう)(耳の後ろ、乳様突起の下)
→ 舌咽神経の通り道であり、痛みを鎮める効果が期待できる。
• 頬車(きょうしゃ)(下顎角の前方)
→ 顎の筋緊張を緩和し、神経の圧迫を和らげる。
• 扶突(ふとつ)(胸鎖乳突筋の中央部)
→ 頚部の血流改善と神経の調整を目的に使用。
② 遠隔治療(経絡の調整)
• 合谷(ごうこく)(手の親指と人差し指の間)
→ 神経系の調整や痛みを抑える作用が期待できる。
• 太谿(たいけい)(内くるぶしとアキレス腱の間)
→ 腎経を整え、全身の気血の巡りを改善。
• 内関(ないかん)(手首の内側、二本の筋の間)
→ 自律神経のバランスを整える。

灸治療のアプローチ
 鍼と併用して、お灸を用いることで血行を改善し、神経の興奮を抑えることができます。
• 大椎(だいつい)(首の付け根、第7頸椎の下)
→ 自律神経の調整と免疫力向上。
• 関元(かんげん)(へそから指4本下)
→ 体全体の気を補い、神経過敏を鎮める。
その他のケア方法
• 首や肩のストレッチ:筋肉の緊張を和らげる。
• 温熱療法:ホットパックなどで首周りを温める。
• 食事療法:神経修復に良いビタミンB群を多く含む食品(豚肉、大豆、ナッツ類など)を摂取。

まとめ
 舌咽神経痛の鍼灸治療は、局所と遠隔のツボを組み合わせて神経の興奮を抑え、血流を改善することがポイントです。また、日常生活でのストレッチや温熱療法を取り入れると、より効果が期待できます。
 痛みが強い場合や長引く場合は、神経ブロック注射や薬物療法と併用することも選択肢になります。
症状が続く場合は、専門の医師と連携しながら適切な治療を行ってください。

 

治療時間: 一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円