
反回神経麻痺
反回神経麻痺
反回神経麻痺に対する鍼灸
反回神経は、声帯を動かす筋肉を支配する神経で、発声・呼吸・嚥下(飲み込み)に関与しています。反回神経麻痺が起こると、声がかすれる、飲み込みが難しくなる、息苦しさを感じるなどの症状が出ます。
原因として、
✅ 甲状腺手術後の神経損傷
✅ 肺がん・食道がん・甲状腺腫瘍による圧迫
✅ ウイルス感染や自己免疫疾患
✅ 脳卒中・神経変性疾患などが挙げられます。
西洋医学では、自然回復を待つ・リハビリ・外科手術(声帯内注入療法・声帯手術)が行われますが、鍼灸治療は補助療法として、神経の回復を促し、症状の改善を目指します。
鍼灸治療の目的
1. 神経の修復を促進し、声帯機能を回復
2. 血流を改善し、反回神経の再生をサポート
3. 嚥下(飲み込み)機能を改善
4. ストレスを軽減し、自律神経を整える
主要な鍼灸治療のアプローチ
1. 経穴(ツボ)の選択
🔹 反回神経の修復・声帯機能回復
• 翳風(えいふう)(三焦経) → 迷走神経の刺激、声帯機能向上
• 完骨(かんこつ)(胆経) → 迷走神経の調整、喉の血流改善
• 天容(てんよう)(小腸経) → 頸部の筋緊張を和らげる
• 天突(てんとつ)(任脈) → 声のかすれ、呼吸の改善
🔹 神経の回復を促進
• 百会(ひゃくえ)(督脈) → 神経機能回復、全身の気血の調整
• 四神聡(ししんそう)(奇穴) → 脳の活性化、神経の回復促進
• 合谷(ごうこく)(大腸経) → 体全体の気血の流れを改善
🔹 嚥下(飲み込み)機能の改善
• 廉泉(れんせん)(任脈) → 嚥下機能の回復、喉の筋肉を調整
• 扶突(ふとつ)(胃経) → 咽喉部の血流を改善
• 承漿(しょうしょう)(任脈) → 唾液分泌を促し、飲み込みをサポート
🔹 自律神経の調整(ストレス・リラックス効果)
• 内関(ないかん)(心包経) → 自律神経を整え、回復を促進
• 神門(しんもん)(心経) → リラックス効果、ストレス軽減
2. 鍼の施術方法
• 置鍼(ちしん): ツボに鍼を刺して10〜20分置き、血流と神経修復を促進
• 電気鍼(でんきしん): 低周波刺激で神経の活性化を促す
• 頭皮鍼(とうひしん): 神経系の回復をサポート
3. 灸治療
• 温灸(おんきゅう): 頭部・喉部・背中を温め、血流を促進
• 知熱灸(ちねつきゅう): 神経修復を促し、機能回復をサポート
4. 生活習慣のアドバイス
• 声のリハビリ(発声練習・スピーチセラピー)
• 首・喉のマッサージ → 血流を改善し、神経の回復を促す
• 温かい飲み物を飲む → 喉の筋肉をリラックスさせる
• ストレス管理(深呼吸・瞑想・ヨガ) → 神経回復を助ける
まとめ
反回神経麻痺に対する鍼灸治療は、神経の修復促進・血流改善・嚥下機能向上・自律神経調整を目的に行います。適切なツボを刺激することで、声帯機能の回復や飲み込みの改善が期待できるため、リハビリと併用しながら継続的に治療を行うことが重要です。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円