
強迫性障害
強迫性障害
強迫性障害(OCD)に対する鍼灸治療
強迫性障害(OCD:Obsessive-Compulsive Disorder)は、不安や恐怖を引き金にして強迫観念(頭から離れない考え)や強迫行為(繰り返し行う行動)が止められなくなる精神疾患です。
西洋医学では、認知行動療法(CBT)や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が治療の中心ですが、鍼灸は補助療法として、不安やストレスの軽減、自律神経の調整、脳の血流改善を目的に活用できます。
鍼灸治療の目的
1. 脳の血流を改善し、神経バランスを整える
2. 自律神経の調整(交感神経と副交感神経のバランスを整える)
3. ストレスや不安を軽減し、リラックスを促進
4. 睡眠の質を向上させ、症状を緩和
5. ホルモンバランス(セロトニン・ドーパミン)を整える
主要な鍼灸治療のアプローチ
1. 経穴(ツボ)の選択
🔹 脳の血流改善・神経バランス調整
• 百会(ひゃくえ)(督脈):脳の血流を改善し、精神安定
• 四神聡(ししんそう)(奇穴):記憶力や集中力を高め、不安感を軽減
• 風池(ふうち)(胆経):頭部の血流改善、精神安定
🔹 自律神経の調整(交感神経と副交感神経のバランスを整える)
• 内関(ないかん)(心包経):自律神経を整え、不安を抑える
• 神門(しんもん)(心経):リラックス効果、ストレス軽減
• 太衝(たいしょう)(肝経):イライラや焦燥感を和らげる
🔹 ストレス・不安の軽減
• 合谷(ごうこく)(大腸経):精神安定、全身の気血の流れを調整
• 三陰交(さんいんこう)(脾経):ホルモンバランスの調整
🔹 睡眠の質を向上
• 安眠(あんみん)(奇穴):不眠改善、心の安定
• 腎兪(じんゆ)(膀胱経):脳の疲労回復、安定した睡眠を促す
2. 鍼の施術方法
• 置鍼(ちしん): ツボに鍼を刺して10〜20分ほど置くことでリラックス効果
• 電気鍼(でんきしん): 低周波刺激で神経を安定化
• 頭皮鍼(とうひしん): 強迫観念を抑えるための脳機能を調整
3. 灸治療
• 温灸(おんきゅう): 頭部や背中を温めて神経バランスを整える
• 知熱灸(ちねつきゅう): 自律神経の安定化
4. 生活習慣のアドバイス
• ストレス管理(深呼吸・瞑想・ヨガ) → 自律神経を整える
• 睡眠の確保(規則正しい生活リズム) → セロトニン分泌を促進
• 適度な運動(ウォーキング・水泳) → 精神安定・血流改善
• バランスの良い食事(セロトニンを増やす食品を摂取)
o バナナ、乳製品、大豆食品(トリプトファンが豊富)
o 青魚(DHA・EPAが豊富)
o ビタミンB群(神経機能をサポート)
まとめ
強迫性障害に対する鍼灸治療は、脳の血流改善・自律神経の調整・ストレス緩和を目的に行います。頭部のツボや自律神経に関連するツボを刺激することで、不安や強迫観念の軽減が期待できます。適切な生活習慣と併用しながら、継続的な治療を行うことが重要です。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円