症例の紹介

症例の紹介

聴覚性幻覚

聴覚性幻覚

 

 幻聴に対する鍼灸治療
 幻聴(聴覚性幻覚)は、統合失調症、うつ病、双極性障害、認知症、ストレス、睡眠不足などさまざまな要因で発生することがあります。鍼灸治療では、脳の神経バランスを整え、自律神経の調整を行いながら、ストレスや精神的な不安を和らげることで、幻聴の軽減を目指します。

鍼灸治療の目的
1. 脳の神経機能の調整(興奮状態の鎮静化)
2. 自律神経の安定化(交感神経と副交感神経のバランスを整える)
3. ストレス・不安の緩和(精神的リラックス)
4. 血流促進と脳の代謝向上(脳機能の正常化)
5. 睡眠の質の向上(睡眠障害の改善)

主要な鍼灸治療のアプローチ
1. 経穴(ツボ)の選択
🔹脳の神経機能の調整
• 百会(ひゃくえ)(督脈):脳の気の巡りを整え、精神を安定させる
• 四神聡(ししんそう)(奇穴):脳の神経活動を調整し、過剰な興奮を抑える
• 風池(ふうち)(胆経):脳幹を刺激し、自律神経を整える
• 太陽(たいよう)(奇穴):頭部の緊張を緩和し、精神の落ち着きを促す
🔹自律神経の安定化
• 神門(しんもん)(心経):心の安定、精神の落ち着きを促す
• 内関(ないかん)(心包経):精神的な不安や動悸を鎮める
• 合谷(ごうこく)(大腸経):気の流れを調整し、ストレスを軽減
🔹ストレス・不安の緩和
• 印堂(いんどう)(督脈):精神的な緊張をほぐし、リラックス効果
• 耳門(じもん)(三焦経):耳の異常を改善し、聴覚の過敏さを和らげる
• 翳風(えいふう)(三焦経):耳鳴りや耳の違和感を改善
🔹血流促進と脳の代謝向上
• 三陰交(さんいんこう)(脾経):全身の血流を改善し、精神の安定を促す
• 足三里(あしさんり)(胃経):身体の気力を高め、精神を安定
🔹睡眠の質の向上
• 安眠(あんみん)(奇穴):不眠や睡眠の質を改善
• 照海(しょうかい)(腎経):心を落ち着け、深い眠りを促す

2. 鍼の施術方法
• 置鍼(ちしん): ツボに鍼を刺して10〜20分ほど置く
• 電気鍼(でんきしん): 低周波を流し、神経の過剰な興奮を抑える
• 頭皮鍼(とうひしん): 頭皮の特定領域に鍼を刺し、脳の興奮を鎮める

3. 灸治療
• 温灸(おんきゅう): 自律神経を整え、リラックス効果を高める
• 知熱灸(ちねつきゅう): 頭部の血流を促進し、神経の鎮静化


4. 生活習慣のアドバイス
• ストレス管理(瞑想・深呼吸・軽い運動)
• 質の良い睡眠を取る(就寝前のリラックス習慣を作る)
• バランスの良い食事(特にビタミンB群・マグネシウムを意識)

まとめ
 幻聴に対する鍼灸治療は、脳の神経機能の調整や自律神経の安定化、ストレスの軽減を目的としています。適切なツボへの鍼刺激や電気鍼、頭皮鍼、灸治療を組み合わせることで、精神的な落ち着きや症状の緩和を促すことが期待できます。心理療法や適切な医療と併用しながら継続的に治療を行うことが重要です。

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円