
失語症
失語症
失語症に対する鍼灸治療
失語症は、脳卒中(脳梗塞・脳出血)や頭部外傷、神経変性疾患などによって生じる言語機能の障害です。鍼灸治療では、脳の血流を改善し、神経機能を活性化することで、言語能力の回復をサポートすることが期待されます。
鍼灸治療の目的
1. 脳の血流促進・神経機能の活性化
2. 構音障害(発声・発語の問題)の改善
3. 嚥下機能の向上(飲み込みのサポート)
4. 自律神経の調整(ストレス緩和・リラックス効果)
5. 脳の可塑性(回復力)の向上
主要な鍼灸治療のアプローチ
1. 経穴(ツボ)の選択
失語症のタイプ(運動性・感覚性・全失語など)や個々の症状に応じて、以下のツボを使用します。
🔹脳の血流促進・神経機能の活性化
• 百会(ひゃくえ)(督脈):脳全体の血流促進、神経機能向上
• 四神聡(ししんそう)(奇穴):言語・記憶・認知機能の活性化
• 風池(ふうち)(胆経):脳幹への血流促進、脳の働きを助ける
• 合谷(ごうこく)(大腸経):大脳皮質の活性化
🔹構音障害(発声・発語の問題)の改善
• 廉泉(れんせん)(任脈):舌の動きを改善
• 天突(てんとつ)(任脈):発声・喉の機能調整
• 翳風(えいふう)(三焦経):舌や喉の運動を助ける
🔹嚥下機能の向上(飲み込みのサポート)
• 扶突(ふとつ)(胃経):嚥下障害に効果的
• 頬車(きょうしゃ)(胃経):咀嚼や口の開閉をスムーズにする
🔹自律神経の調整(ストレス緩和・リラックス効果)
• 神門(しんもん)(心経):リラックス効果、ストレス軽減
• 内関(ないかん)(心包経):精神の安定
2. 鍼の施術方法
• 頭皮鍼(とうひしん): 頭皮の特定領域に鍼を刺して脳機能を刺激
• 電気鍼(でんきしん): 低周波を流し、神経の働きを強化
• 置鍼(ちしん): 10〜20分間ツボに鍼を置いて血流改善
3. 灸治療
• 知熱灸(ちねつきゅう): 温めて血流を促進し、神経の回復を助ける
• 温灸(おんきゅう): 心地よい温度でリラックス効果を高める
4. 生活習慣のアドバイス
• 言語リハビリと併用(発音練習・読み書き練習)
• 適度な運動(血流を良くし脳の回復を促す)
• ストレス管理(自律神経を整えることで回復を早める)
まとめ
失語症の鍼灸治療は、脳の血流促進・神経機能の活性化・発語や嚥下機能の向上を目的としています。適切なツボへの鍼刺激や頭皮鍼、電気鍼、灸治療を組み合わせることで、言語機能の回復をサポートできます。言語リハビリと併用しながら継続的に治療を行うことが重要です。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円