
腰痛
腰痛
腰痛は鍼灸治療の中でも非常に一般的な症状の一つで、多くの患者が改善を実感しています。鍼灸治療は痛みの緩和、筋肉の緊張緩和、血流改善、自律神経の調整を目的として行います。腰痛の原因や症状の程度に応じて、個別に治療方法を調整します。
鍼灸治療の目的
1. 痛みの緩和
鍼やお灸を使って、腰の痛みを軽減します。筋肉の緊張を和らげ、血行を改善することで、痛みの原因を根本から改善します。
2. 筋肉の緊張緩和
長時間の姿勢やストレスで硬くなった筋肉をほぐし、柔軟性を取り戻します。
3. 炎症の抑制
急性腰痛の場合、炎症を鎮め、回復を促進します。
4. 自律神経の調整
ストレスや疲労が原因の腰痛の場合、自律神経を整えて心身のバランスを回復させます。
鍼灸治療のアプローチ
1. 主要なツボ
腰痛の治療に頻繁に用いられるツボを以下に挙げます。
• 腰部の局所ツボ
腰の周辺で痛みがある部位に直接刺激を与えます。
o 腰眼(ようがん)
o 腎兪(じんゆ)
o 大腸兪(だいちょうゆ)
o 命門(めいもん)
• 下肢の関連ツボ
腰痛に関連するエネルギーの流れを整えるため、下肢のツボも使用します。
o 足三里(あしさんり)
o 陽陵泉(ようりょうせん)
o 承山(しょうざん)
• 全身の調整ツボ
腰痛が全身のバランスの乱れに起因している場合、遠隔のツボを使用します。
o 合谷(ごうこく)
o 太衝(たいしょう)
o 百会(ひゃくえ)
2. 症状に応じたアプローチ
(1)急性腰痛(ぎっくり腰)
• 治療目標
急性の痛みを緩和し、炎症を抑える。
• 使用するツボ
o 腰眼、腎兪、大腸兪
o 陽陵泉、承山
o 局所の痛点(阿是穴:あぜけつ)
• 治療法
軽い鍼刺激や温灸を使い、炎症や痛みを抑えます。
(2)慢性腰痛
• 治療目標
筋肉の緊張をほぐし、血流を改善し、痛みを予防する。
• 使用するツボ
o 足三里、三陰交、腎兪、命門
o 太衝、合谷
• 治療法
電気鍼や深部の鍼刺激を行い、硬くなった筋肉をほぐします。また、温灸を使用して血流を促進します。
(3)坐骨神経痛を伴う腰痛
• 治療目標
坐骨神経の炎症を抑え、下肢への痛みやしびれを改善する。
• 使用するツボ
o 承扶(しょうふ)
o 殷門(いんもん)
o 委中(いちゅう)
o 足三里、承山
• 治療法
鍼と温灸を併用し、神経の通り道の筋肉の緊張を和らげます。
3. 治療法の詳細
• 鍼治療
痛みのある部位や関連するツボに鍼を刺し、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進します。
• お灸
特に冷えや血行不良が関与している腰痛には、温熱刺激が効果的です。腎兪や命門へのお灸がよく使われます。
• 電気鍼
低周波電流を用いて、筋肉の深部の緊張を効果的にほぐします。
• 刺絡(しらく)
血行を改善し、炎症を抑えるために、必要に応じて刺絡を行います。
日常生活でのセルフケア
1. ツボ押し 以下のツボを日常的に刺激することで腰痛を予防できます:
o 腎兪
o 足三里
o 腰眼
2. ストレッチ
腰や下肢の筋肉を柔軟に保つために、ストレッチを取り入れましょう。
3. 姿勢改善
長時間同じ姿勢を続けないようにし、適度に動きましょう。椅子に座る際は背筋を伸ばし、腰に負担がかからない姿勢を心がけてください。
4. 温熱療法
湿布や入浴で腰を温めることで、筋肉の緊張をほぐし、血流を促します。
5. 体幹トレーニング
腹筋や背筋を鍛えることで、腰を支える筋肉を強化します。
鍼灸治療の頻度
• 急性期
初期は週2~3回の治療を行い、痛みの軽減を図ります。
• 慢性期
症状が安定した後は、週1回程度の治療を継続し、再発を防止します。
注意点
1. 医師の診断を確認
腰痛の原因が椎間板ヘルニアや骨折、感染症などの場合は、医師の診断と併用した治療が必要です。
2. 無理をしない
腰痛がある場合は、無理な動作や過度の運動を避けてください。
鍼灸治療は腰痛の症状を改善し、再発を防ぐための効果的な方法です。専門の鍼灸師と相談しながら、自分に合った治療計画を立てることをお勧めします。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円