糖尿病
　糖尿病に対する鍼灸治療は、血糖値のコントロールを助けるとともに、合併症の予防や症状の緩和を目的としています。以下のような方法があります。

1. 鍼灸の基本的なアプローチ
✅ 自律神経の調整: 副交感神経を優位にしてストレスを軽減し、血糖値を安定させる。
✅ 血流改善: 血流を促進し、糖代謝を向上させる。
✅ 内臓機能の強化: 特に膵臓の機能を高め、インスリン分泌を助ける。

2. 代表的な鍼灸のツボ
📍 三陰交（さんいんこう）（内くるぶしの上、脛の内側）
→ 血流改善、ホルモンバランスの調整
📍 足三里（あしさんり）（膝の下、すねの外側）
→ 消化器系の働きを高め、免疫力を向上
📍 合谷（ごうこく）（手の親指と人差し指の間）
→ ストレスの軽減、自律神経の調整
📍 内関（ないかん）（手首の内側、中央の筋の間）
→ 胃腸の働きを整え、消化吸収を助ける
📍 膵兪（すいゆ）（背中、胸椎8～9番の間）
→ 膵臓の働きを活性化し、インスリン分泌をサポート

3. 鍼灸治療の頻度
• 軽度の糖尿病（食事・運動療法で管理可能な場合）：週1回程度
• 中等度～重度（薬物療法を併用する場合）：週2回以上
• 合併症（神経障害・足のしびれなど）あり：週2～3回の継続治療が推奨

4. 鍼灸と併用した生活習慣の改善
🟢 適度な運動（ウォーキング、ヨガ、太極拳など）
🟢 バランスの良い食事（低GI食品、食物繊維を多めに摂る）
🟢 ストレス管理（瞑想、深呼吸法など）

5. 注意点
⚠ 鍼灸は補助療法であり、医師の指導のもとで行うことが大切です。
⚠ 低血糖のリスクがある場合は、治療前に食事をとることが推奨されます。
⚠ 糖尿病による神経障害がある場合、鍼の刺激を感じにくくなることがあるため、専門家に相談するのが望ましいです。

　鍼灸治療は、糖尿病の根本治療ではありませんが、血糖コントロールの補助として有効です。定期的に施術を受けることで、体のバランスを整え、合併症のリスクを下げることが期待できます。

治療時間：一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料：　３，０００円
料金：一回鍼灸治療4,500円から9,000円