
帯状疱疹
帯状疱疹
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって起こる皮膚疾患で、痛みと皮膚に水疱を伴う発疹が特徴です。鍼灸治療は、帯状疱疹の痛みや症状の緩和、免疫力の向上を目的とし、西洋医学の治療(抗ウイルス薬など)と併用することで効果を高めることが期待されています。
以下に帯状疱疹の鍼灸治療方法について説明します。
帯状疱疹における鍼灸治療の基本方針
1. 症状を緩和
o 急性期:痛みや炎症を緩和し、発疹や水疱の悪化を防ぐ。
o 回復期:残存する神経痛(帯状疱疹後神経痛)の軽減を目指す。
2. 免疫力の向上
o 気血の巡りを整え、体の自然治癒力を高める。
3. 体全体のバランス調整
o 東洋医学では、「湿熱」や「肝胆の熱」が原因と考えられるため、それらを取り除く治療を行う。
治療の流れ
1. カウンセリングと診断
• 症状の詳細(痛みの強さ、発疹の範囲、時期)を確認。
• 東洋医学的診断を通じて、患者の体質や気血のバランスを評価。
• 症状の進行具合に応じて、治療方針を決定。
2. 鍼灸治療
(1) 全身調整のためのツボ
帯状疱疹は全身の免疫や気血の乱れが関与しているため、以下のツボを使用します:
• 足三里(あしさんり): 免疫力向上、気血の流れを良くする。
• 三陰交(さんいんこう): 血流を改善し、炎症を緩和。
• 大椎(だいつい): 体全体の免疫機能を強化。
• 曲池(きょくち): 湿熱を取り除き、炎症を抑える。
(2) 局所治療
• 発疹がある部分周辺には、直接鍼を刺さず、周囲のツボや経絡を刺激します。
o 痛み緩和のためのツボ:
阿是穴(あぜけつ): 痛みの感じる部位に合わせて取る。
陽陵泉(ようりょうせん): 神経痛の軽減。
o 血流改善のため:
膈兪(かくゆ)、肝兪(かんゆ): 肝臓と血の流れを調整。
(3) 温灸(必要に応じて)
• 冷えがある場合は、温灸を使って局所や全身の血流を促進。
o 特におすすめのツボ:
命門(めいもん)、腎兪(じんゆ)。
(4) 電気鍼(必要に応じて)
• 強い神経痛がある場合、低周波の電気鍼を用いることで痛みを軽減。
3. 日常生活へのアドバイス
• 冷えを避ける: 帯状疱疹の患部を冷やさないようにする。
• 食事管理: 湿熱を避けるため、脂っこいものや辛いものを控える。
例:新鮮な野菜、温かいスープ、緑茶などを推奨。
• ストレス管理: 十分な睡眠と休息を取る。
治療の期待効果
1. 痛みの軽減(急性期および帯状疱疹後神経痛)。
2. 発疹や炎症の早期鎮静化。
3. 免疫力の向上による治癒促進。
4. 再発予防に繋がる体質改善。
注意点
• 急性期の帯状疱疹: 高熱や強い痛みがある場合は、まず西洋医学的な治療(抗ウイルス薬)を優先してください。
• 帯状疱疹後神経痛: 慢性的な神経痛には、鍼灸が特に有効とされていますが、効果が出るまで時間がかかる場合があります。
• 皮膚感染に注意: 発疹や水疱が感染しないよう清潔を保ちます。
鍼灸治療は、帯状疱疹の症状緩和と体全体の健康維持に役立ちます。専門の鍼灸師に相談して、症状に合わせた治療計画を立てることをおすすめします。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円