
外陰搔痒症
外陰搔痒症
外陰搔痒症(外陰部のかゆみ)は、さまざまな原因により引き起こされる症状で、感染症、アレルギー、ホルモンバランスの乱れ、乾燥などが原因となることがあります。鍼灸治療は、かゆみの緩和、炎症の軽減、血流の改善、ホルモンバランスの調整などを目指して行われます。
鍼灸治療の基本方針
1. 血行の改善と瘀血の解消
血液の巡りを良くし、局所の滞りを解消。
2. 湿気や熱の排出
かゆみを引き起こす湿気や熱を体外に排出。
3. 自律神経の調整
ストレスやホルモンバランスの乱れに対する効果的な調整。
4. 免疫力向上
免疫系のバランスを整え、感染症の予防。
よく使用される経穴(ツボ)
1. 血行改善と瘀血解消
• 三陰交(さんいんこう): 内くるぶしから上3寸。婦人科系疾患に有効で、血行を促進し、局所の症状を改善。
• 膀胱兪(ぼうこうゆ): 背部、腰の高さ。腎機能をサポートし、血行や気の流れを整える。
• 足三里(あしさんり): 膝下3寸。全身の気血を補い、免疫力を高める。
2. 湿気や熱の排出
• 大腸兪(だいちょうゆ): 背中の腰部。湿気や熱を排出し、体内の調和を整える。
• 陰陵泉(いんりょうせん): 膝の内側、膝蓋骨下1寸。腎の機能を調整し、体内の湿気を排除。
3. 自律神経の調整
• 神門(しんもん): 手首の内側。精神的な安定を促し、ストレスを軽減。
• 太衝(たいしょう): 足の甲、親指と人差し指の間。ストレスを緩和し、肝臓の働きを改善。
4. 免疫力向上
• 大椎(だいつい): 首の後ろ、肩と首の間。免疫力を高め、炎症を抑える作用。
• 合谷(ごうこく): 手の甲、親指と人差し指の間。全身の気の流れを整え、症状を緩和。
施術の流れ
1. 問診と診断
かゆみの程度、発症時期、生活習慣(ストレスや食生活など)を確認。
2. 全身調整
気血の流れを整え、体全体の調和を図る。
3. 局所治療
外陰部の症状に関するツボを中心に、血流やエネルギーの流れを改善。
4. セルフケア指導
日常生活での注意点や自己管理法を指導。
施術の頻度
• 急性期(症状が強い場合): 週に2~3回程度の治療を行い、早期の症状緩和を目指します。
• 維持期(症状が落ち着いた後): 症状が安定した後は、月1回程度のメンテナンス治療を行います。
セルフケアの提案
1. 温湿布
外陰部を温め、かゆみを和らげる。温湿布を使用することで血行が改善し、症状の緩和が期待できます。
2. ストレス管理
ヨガや瞑想を取り入れ、精神的な緊張を緩和する。
3. 食事管理
高糖質・高脂肪の食事を避け、体を冷やさないように温かい食べ物を摂取する。
4. 適切な衛生管理
清潔を保ちながら、刺激の少ない石鹸を使用し、過剰な洗浄を避ける。
注意点
• 皮膚疾患や感染症が疑われる場合
かゆみが感染症によるもの(カンジダ、細菌感染など)である場合、医師による治療が必要です。
• 過剰な刺激を避ける
外陰部は敏感な部位なので、施術時に過度な刺激を避けるように注意します。
鍼灸治療は、外陰搔痒症の症状を緩和し、根本的な原因にアプローチする補完的な治療法として効果的です。症状の改善に時間がかかる場合もあるので、継続的な治療と生活習慣の改善を併用することが重要です。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円