
冷え症
冷え症
冷え症(冷え性)は、血行不良やエネルギー不足、ホルモンの乱れ、ストレスなどによって体温の調整機能がうまく働かず、手足や体の一部が冷たく感じる状態を指します。鍼灸治療は、血液の流れを改善し、体温調節機能を整えることを目指します。冷え症の改善においては、体内の「気」の巡りを良くし、温める作用を持つツボを刺激することが重要です。
鍼灸治療の基本方針
1. 血行促進
冷えの原因となる血行不良を改善し、全身の血流を良くする。
2. 自律神経の調整
ストレスやホルモンバランスを調整し、体温調節を正常に保つ。
3. 気の流れを改善
気の滞りを解消し、全身を温める。
4. 内臓機能の向上
腎や脾(消化器系)の機能を強化し、体の温かさを生み出す力を高める。
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よく使用される経穴(ツボ)
1. 血行促進と冷え解消
• 三陰交(さんいんこう): 内くるぶしから上3寸。冷え症に効果的で、血行を改善し、体全体を温める。
• 腎兪(じんゆ): 背中の腰部、脊椎の両側。腎機能を強化し、体を温める作用がある。
• 大椎(だいつい): 首の後ろ、肩と首の間。自律神経を調整し、体全体の温めを促進。
2. 温め作用を持つツボ
• 命門(めいもん): 腰部の中心。腎のエネルギーを強化し、冷え症に効く重要なツボ。
• 気海(きかい): おへその下、指2本分。全身のエネルギーを補い、温める。
• 中極(ちゅうきょく): おへその下5寸。冷え症の改善に役立つ。
3. 自律神経の調整
• 神門(しんもん): 手首の内側。ストレスを軽減し、精神的な安定を促す。
• 太衝(たいしょう): 足の甲、親指と人差し指の間。ストレス緩和、エネルギーの流れを改善。
4. 冷えを感じやすい部位の改善
• 足三里(あしさんり): 膝下3寸。全身の気血を補い、冷えを解消する。
• 湧泉(ゆうせん): 足の裏、足の指を曲げた時に現れる凹み部分。冷え性や体力低下に有効。
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施術の流れ
1. 問診と診断
冷えの症状や身体の状態を詳しく確認します。冷えの部位、体質、生活習慣(食事、運動、ストレスなど)を把握。
2. 全身調整
気血の流れを整え、体の温まりやすい状態を作る。
3. 局所治療
特に冷えを感じやすい部位(手足、下腹部など)に対して集中的に治療。
4. セルフケア指導
自宅でできる温活や食事管理、生活習慣の改善についてアドバイス。
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施術の頻度
• 急性の冷え症(特に冬場などに急に冷えがひどくなった場合): 週1回程度の頻度で治療を行います。
• 慢性的な冷え症: 1~2週間に1回のペースで治療を受け、体質改善を図ります。
• メンテナンス: 症状が改善した後は、月1回程度の維持治療が有効です。
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セルフケアの提案
1. 温活(あたためること)
o 足湯やお風呂: 足湯や温かいお風呂に入ることで血流を促進。
o 腹巻き: 特にお腹を温めることで、体全体を温めやすくする。
2. 軽い運動
o ストレッチやウォーキングを行い、血流を改善。
3. 食事管理
o 体を温める食材(生姜、にんにく、鶏肉など)を積極的に摂取。
o 冷たい飲み物を避け、温かい飲み物を摂取する。
4. 衣服の工夫
o 防寒対策として、重ね着や温かい素材の服を着る。
5. ストレス管理
o ヨガや瞑想などでストレスを減らし、自律神経のバランスを整える。
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注意点
• 血行が悪い場合、特に冷えが強く、指先や足先がしびれるような状態の場合は、鍼灸治療を受ける前に医師の診察を受け、必要な治療を受けることが重要です。
• 過度な冷却は避け、冷たい飲み物や食べ物を控えるようにしましょう。
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冷え症は身体全体のバランスが影響しているため、鍼灸治療を通じて体質改善を目指すことが重要です。鍼灸を受けながら、日常生活の中で温活やセルフケアを続けることで、より効果的に冷えを改善できます。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円