症例の紹介

症例の紹介

不妊症

不妊症

 

 不妊症の鍼灸治療は、身体全体のバランスを整え、妊娠に適した状態を作り出すことを目的とします。西洋医学的な治療(体外受精、人工授精など)と併用されることも多く、ホルモンバランスの調整、ストレス軽減、血流促進などを目指します。

鍼灸治療の基本方針
1. 気血の巡りを整える
子宮や卵巣の血流を改善し、内膜の質を向上させる。
2. ホルモンバランスの調整
自律神経や内分泌系を整え、排卵や月経周期を正常化。
3. 冷え性の改善
子宮や卵巣の温度を保ち、着床しやすい環境を作る。
4. ストレス軽減
精神的な緊張を緩和し、リラックス状態を促進。
5. 卵巣機能や精子の質向上
卵子の質を改善し、受精の可能性を高める。

よく使用される経穴(ツボ)
1. 全身の調整
• 気海(きかい): おへそから指2本分下。気を補充し、生殖器の働きをサポート。
• 関元(かんげん): おへそから指4本分下。子宮や卵巣の血流を促進。
• 足三里(あしさんり): 膝下3寸。免疫力を高め、全身の気血を補う。
2. ホルモンバランスの調整
• 三陰交(さんいんこう): 内くるぶしの上3寸。婦人科系疾患に効果的で、ホルモンバランスを整える。
• 腎兪(じんゆ): 背骨の両側、腰部。腎機能をサポートし、生殖能力を強化。
• 肝兪(かんゆ): 背中の腰部。肝機能を改善し、気血を調整。
3. 冷え性の改善
• 命門(めいもん): 腰部の中心。全身を温め、冷えを緩和。
• 中極(ちゅうきょく): おへその下5寸。骨盤内の血流を促進。
• 大赫(たいかく): 下腹部。子宮や卵巣の血流を改善。
4. ストレス軽減
• 神門(しんもん): 手首の内側。リラックス効果を促進。
• 太衝(たいしょう): 足の甲、親指と人差し指の間。ストレスや気の滞りを緩和。

施術の流れ
1. 問診と診断
不妊の原因(排卵障害、卵管閉塞、男性不妊など)、月経周期、冷え性やストレスの有無を確認。
2. 全身調整
気血の流れを整え、体質改善を図る。
3. 局所治療
下腹部や骨盤周辺に集中して施術を行い、子宮や卵巣の状態を整える。
4. 周期に合わせた治療
月経周期(卵胞期、排卵期、黄体期)に応じた適切な治療を行う。

施術の頻度
• 集中治療期: 週1~2回の頻度で3か月ほど治療を継続し、体質改善を目指します。
• 維持期: 症状が安定したら、月1~2回のペースで治療を行います。


セルフケアの提案
1. 温活
腹巻や足湯を利用し、下腹部と足を温める。
2. お灸
自宅で三陰交や気海にお灸を行い、冷えを改善。
3. 適度な運動
ヨガやウォーキングなどで血流を促進。
4. 栄養管理
ビタミンE、鉄分、亜鉛などの栄養素を意識して摂取。
5. ストレス管理
瞑想や呼吸法を実践してリラックスする時間を持つ。

注意点
• 医療機関との連携
 不妊症の原因を特定し、西洋医学的治療と鍼灸を併用することが重要です。
• 長期的視点で治療を継続
 体質改善には時間がかかるため、焦らず取り組むことが大切です。
鍼灸治療は、身体を妊娠しやすい状態に整える補助的なアプローチとして有効です。個別の体質や症状に応じた治療プランを提案できますので、さらに具体的な情報があればお知らせください!

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円