
タ―ナ-症候群
タ―ナ-症候群
ターナー症候群(Turner syndrome)は、X染色体の異常によって生じる遺伝的疾患で、女性にのみ見られます。この疾患に特有の症状として、低身長、卵巣機能不全(原発性無月経、不妊など)、心臓や腎臓の異常、骨密度の低下などがあります。鍼灸治療は遺伝的原因そのものを治療することはできませんが、以下のような側面で補助的なケアを提供できます:
鍼灸治療の基本方針
1. 全身の調整
気血の巡りを良くし、全身の健康をサポート。
2. 冷えや疲労感の改善
冷え性や虚弱体質を改善し、エネルギーを補充。
3. ホルモンバランスのサポート
卵巣機能の改善を目指し、内分泌系を調整。
4. 骨密度や筋力の維持
骨の健康を促進し、筋力の維持をサポート。
5. ストレス緩和
自律神経を整え、精神的な安定を促進。
よく使用される経穴(ツボ)
1. 全身の調整
• 気海(きかい): おへその下2寸。エネルギーを補い、全身の疲労を改善。
• 足三里(あしさんり): 膝下3寸。免疫力向上や全身の健康維持。
• 三陰交(さんいんこう): 内くるぶしの上3寸。女性特有の症状に対応。
2. 冷え性の改善
• 命門(めいもん): 腰部の中心。冷えを改善し、生命エネルギーを補う。
• 関元(かんげん): おへその下4寸。冷えを取り、下腹部の血流を改善。
3. ホルモンバランスのサポート
• 腎兪(じんゆ): 腰部の背骨の両側。腎機能をサポートし、生殖機能の改善を促す。
• 肝兪(かんゆ): 背中の腰部。血液の生成や肝臓の働きをサポート。
4. 骨密度や筋力の維持
• 大椎(だいつい): 首の後ろ、肩と首の間。免疫力を高め、体の回復を促進。
• 脾兪(ひゆ): 背中の腰部。骨や筋肉の栄養補給をサポート。
5. ストレスや精神的安定
• 神門(しんもん): 手首の内側。ストレス緩和と精神安定。
• 太衝(たいしょう): 足の甲、親指と人差し指の間。ストレスや気の滞りを解消。
施術の流れ
1. 問診と診断
症状や体調、特に冷え性、疲労感、月経の有無などを確認。
2. 全身の調整
気血の流れを整え、体質を改善。
3. 局所治療
冷えや疲労感、骨密度の低下などに対応するツボを刺激。
4. セルフケア指導
日常生活でのセルフケア方法を提案。
施術の頻度
• 初期段階では週1~2回の治療を継続。
• 症状の安定後は、月1~2回のペースでメンテナンスを行います。
セルフケアの提案
1. お灸
気海や関元、足三里などにお灸を行い、冷えを改善。
2. 適度な運動
ウォーキングやヨガなどを取り入れ、筋力と骨密度を維持。
3. 栄養バランスの取れた食事
骨や筋肉に必要なカルシウムやビタミンDを積極的に摂取。
4. リラクゼーション
ストレス緩和のために瞑想や呼吸法を実践。
注意点
• 医師との連携
ターナー症候群は医療的管理が必要な疾患です。ホルモン補充療法や骨密度の治療を並行して行い、医師と相談しながら鍼灸を併用してください。
• 過剰な刺激を避ける
体力や免疫が低下している場合は、刺激を軽めに調整します。
鍼灸治療は、ターナー症候群の症状緩和や体質改善をサポートするための補完的なアプローチとして有効です。患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を立てることが重要です。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円