症例の紹介

症例の紹介

過換気症候群

過換気症候群

 

 過換気症候群(過呼吸症候群)は、過剰な呼吸によって血液中の二酸化炭素濃度が低下し、様々な症状(めまい、しびれ、不安感など)を引き起こす状態です。鍼灸治療では、自律神経のバランスを整え、心身をリラックスさせることを目指します。以下に一般的な鍼灸治療のアプローチを紹介します。

1. 主な治療の目的
• 自律神経の調整(交感神経と副交感神経のバランスを取る)
• 精神的緊張や不安の緩和
• 呼吸を深めるサポート

 

2. 主なツボの選択
以下のツボがよく使われますが、個人の症状や体質によって選択が異なります。
a. 自律神経を整えるツボ
• 神門(しんもん): 手首の内側、精神安定効果が期待できます。
• 内関(ないかん): 手首の内側、気分の安定や呼吸の調整に効果的。
• 足三里(あしさんり): 膝の下、全身の気血を調整する。
b. リラックスや不安感に対するツボ
• 百会(ひゃくえ): 頭頂部、自律神経のバランスを取る。
• 太衝(たいしょう): 足の甲、気の巡りを改善。
• 三陰交(さんいんこう): 内くるぶしの上、全身の調整に役立つ。
c. 呼吸を整えるツボ
• 天突(てんとつ): 胸骨上部、呼吸の改善に寄与。
• 中府(ちゅうふ): 胸の上部、肺の気の巡りを助ける。

 

3. 治療の流れ
1. 問診と触診
患者さんの状態を確認し、症状の原因や全身のバランスを評価します。
2. 鍼治療
上記のツボやその他の必要なポイントに鍼を行い、適切な刺激を与えます。
※過敏な患者さんには細い鍼や浅い刺入を選択します。
3. 灸治療(必要に応じて)
灸を併用することでリラックス効果を高め、冷えや緊張を改善します。

4. 呼吸指導
ゆっくりとした深い呼吸を練習し、過呼吸時のセルフケア法を伝えます。

 

4. 注意点
• 症状が急性の場合、まずは医療機関での診察が必要です。
• 治療中に不安感や体調の変化が生じた場合は、施術を中断し様子を見ます。
• 鍼灸は補助的な役割を果たしますので、心理療法や生活習慣の改善と組み合わせることが推奨されます。

 

過換気症候群は心理的要因が絡むことが多いため、鍼灸治療とともにストレスマネジメントや適切な生活習慣を整えることが重要です。患者さん個々の状態に応じた治療計画を立てるのが理想的です。

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円