症例の紹介

症例の紹介

低血圧

低血圧
低血圧の鍼灸治療方法
 低血圧(収縮期血圧100mmHg未満)は、めまい・立ちくらみ・倦怠感・冷えなどの症状を伴うことが多く、鍼灸治療で血流の改善や自律神経の調整を行うことで、症状の緩和が期待できます。

 

1. 低血圧の原因と東洋医学的アプローチ
① 低血圧の主な原因
• 自律神経の乱れ(起立性低血圧など)
• 貧血や血液循環の低下
• 内臓機能の低下(特に胃腸の虚弱)
• ストレスや精神的な疲労
• 体質的な虚弱(冷えや気血不足)
② 東洋医学的な分類と治療方針
• 「気虚(ききょ)」タイプ(エネルギー不足)
→ 元気を補い、血圧を安定させるツボを刺激
• 「血虚(けっきょ)」タイプ(血の不足)
→ 血流を促し、貧血やめまいを改善
• 「陽虚(ようきょ)」タイプ(冷えが原因)
→ 体を温め、循環を改善

 

2. 低血圧に効果的なツボ
① 気血を補うツボ
• 足三里(あしさんり)(膝の下、すねの外側)
→ 胃腸を整え、体力をつける
• 関元(かんげん)(おへそから指4本分下)
→ 気力を補い、血流を改善
• 百会(ひゃくえ)(頭頂部)
→ 自律神経を調整し、めまいや頭痛を軽減
• 気海(きかい)(おへそから指2本分下)
→ エネルギーを補い、冷えや疲労を改善
• 三陰交(さんいんこう)(内くるぶしの上、指4本分)
→ 血流を改善し、貧血や冷えを緩和
② 血流を良くするツボ
• 太衝(たいしょう)(足の甲、親指と人差し指の間)
→ 血流を良くし、自律神経を整える
• 合谷(ごうこく)(手の甲、親指と人差し指の間)
→ 血圧を調整し、全身の巡りを改善

 

3. 鍼灸治療の方法
① 鍼治療
• 低刺激の鍼を使用し、気血の流れを促進。
• 自律神経を整えるために、百会・合谷・足三里などのツボを刺激。
• 慢性疲労や冷えがある場合は、温補法(温めながら刺激)を使用。
② 灸治療
• 冷えが強い場合は、お灸を併用。
→ 足三里、関元、三陰交に温灸をすると効果的。
• 特に「関元」「気海」は体を温め、元気を補うツボなので、お灸を据えるのがおすすめ。

 

4. 生活習慣のアドバイス
 鍼灸治療と並行して、以下の生活習慣を意識すると効果的です。
✅ 適度な塩分摂取(低血圧の方は塩分不足になりやすい)
✅ こまめな水分補給(血流を維持するため)
✅ 朝食をしっかり食べる(特にたんぱく質・鉄分を意識)
✅ **軽い運動(ウォーキングやストレッチ)**で血流を促す
✅ 立ちくらみ予防のため、急な立ち上がりを避ける
✅ カフェイン(コーヒー・緑茶)を適度に摂る(血圧を上げる効果あり)
✅ 湯船につかって体を温める

 

5. 注意点
• 急に血圧が下がる場合は、貧血や他の疾患の可能性があるため、医師の診察を受けることが重要です。
• 鍼灸治療は、根本的な体質改善を目的とするため、継続的な施術(週1~2回)が効果的。
• 低血圧による失神や強いめまいがある場合は、すぐに医師に相談してください。
まとめ
 低血圧の鍼灸治療では、「気血を補う」「血流を促す」「自律神経を整える」ことを目的に、足三里・関元・百会・気海などのツボを刺激します。特に、鍼とお灸を組み合わせることで、低血圧特有の冷えや倦怠感を改善しやすくなります。 生活習慣の見直しと併せて、継続的な施術を行うことで、体質の改善が期待できます。
 

 低血圧でお悩みの方は、経験豊富な鍼灸師に相談し、ご自身に合った治療を受けることをおすすめします。

 

治療時間: 一回鍼灸治療時間は30分から60分
 初診料: 3,000円
  料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円