症例の紹介

症例の紹介

高血圧

高血圧
 高血圧に対する鍼灸治療は、血圧の調整、自律神経の安定、血流の改善、ストレスの軽減を目的として行われます。以下に、一般的な鍼灸治療の方法を紹介します。

 

1. 鍼灸治療の基本方針
 高血圧は、西洋医学的には「本態性高血圧(原因不明)」や「二次性高血圧(明確な原因あり)」に分類されます。東洋医学では「肝陽上亢(かんようじょうこう)」「腎陰虚(じんいんきょ)」「脾虚湿盛(ひきょしつせい)」などのタイプに分けられ、それぞれに適した経穴(ツボ)を選びます。

 

2. 代表的なツボ
① 血圧を下げるのに有効なツボ
• 合谷(ごうこく)(手の甲・親指と人差し指の間)
o 自律神経の調整、ストレス軽減
• 内関(ないかん)(手首の内側、腕の真ん中)
o 心臓の調整、リラックス効果
• 太衝(たいしょう)(足の甲・親指と人差し指の間)
o 肝の気を整え、血圧を安定させる
• 曲池(きょくち)(肘の外側)
o 血圧を下げる、気の流れを良くする
• 足三里(あしさんり)(膝下のすねの外側)
o 消化機能を整え、血圧安定に貢献
② 副交感神経を優位にするツボ
• 百会(ひゃくえ)(頭頂部)
o 気血を巡らせ、血圧を安定化
• 神門(しんもん)(手首の小指側)
o 自律神経を整え、リラックス効果
• 壇中(だんちゅう)(胸の中央)
o 気の流れを整え、ストレスを軽減

 

3. 鍼灸の治療方法
① 鍼治療
• 低刺激の鍼を用い、全身の気血の流れを整える。
• 特に、自律神経のバランスを整えるツボに施術。
• 症状や体質に応じて、置鍼(しばらく鍼を置いておく)やパルス通電(微弱な電流を流す)を行うことも。
② 灸治療
• **温灸(もぐさを使った温熱刺激)**で血流を改善し、冷えを防ぐ。
• 「三陰交(さんいんこう)」や「関元(かんげん)」にお灸をすると、血圧安定に役立つ。

 

4. 生活習慣のアドバイス
 鍼灸治療と合わせて、以下の生活習慣を取り入れるとより効果的です。
✅ 塩分を控えめにする(1日6g未満を目指す)
✅ 適度な運動(ウォーキングやストレッチ)
✅ ストレス管理(深呼吸や瞑想、趣味を楽しむ)
✅ 質の良い睡眠(7〜8時間の睡眠を確保)
✅ カフェインやアルコールを控える(血圧の急激な変動を防ぐ)

 

5. 注意点
• 鍼灸は 血圧をコントロールする補助的な治療法 であり、薬の代わりにはなりません。
• 高血圧が重度の場合(180/110mmHg以上)や、頭痛・めまい・動悸などの症状が強い場合は、医師の診察を優先してください。
• 継続的な治療(週1回~2回)を行うことで、効果がより安定します。

 

まとめ
 高血圧に対する鍼灸治療は、血圧を調整し、自律神経を安定させる効果があります。合谷・太衝・百会などのツボを刺激することで、リラックスし、血圧が安定しやすくなります。生活習慣の改善と組み合わせることで、より良い結果が期待できます。
鍼灸を受ける際は、経験豊富な鍼灸師に相談し、ご自身に合った施術を受けることをおすすめします。

 

治療時間: 一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円