
球脊髄性筋萎縮症
球脊髄性筋萎縮
球脊髄性筋萎縮症(SBMA:Spinal and Bulbar Muscular Atrophy)に対する鍼灸治療は、症状の緩和や生活の質(QOL)の向上を目的に行われます。SBMAは遺伝性の神経筋疾患であり、根本的な治療法は確立されていませんが、鍼灸が症状の管理に役立つ可能性があります。
鍼灸治療の目的
1. 筋力低下・萎縮の進行を遅らせるサポート
2. 嚥下障害や構音障害の緩和
3. 関節のこわばり・痙攣の軽減
4. 血流改善と代謝促進
5. 神経機能の活性化
6. 自律神経の調整(倦怠感や冷えの改善)
主要な鍼灸治療のアプローチ
1. 経穴(ツボ)の選択
症状に応じたツボを選びます。
🔹 筋力低下・萎縮の進行抑制
• 足三里(あしさんり)(胃経):全身の気血の巡りを良くし、筋肉の衰えを遅らせる
• 陽陵泉(ようりょうせん)(胆経):筋肉の働きを助ける
• 曲池(きょくち)(大腸経):上肢の動きを改善
🔹 嚥下障害・構音障害
• 廉泉(れんせん)(任脈):喉の動きを調整
• 天突(てんとつ)(任脈):嚥下を助ける
• 翳風(えいふう)(三焦経):顔面や口の運動を改善
🔹 こわばり・痙攣の緩和
• 合谷(ごうこく)(大腸経):全身の緊張緩和
• 太衝(たいしょう)(肝経):筋の攣縮を和らげる
🔹 血流改善・代謝促進
• 三陰交(さんいんこう)(脾経):全身の血行促進
• 腎兪(じんゆ)(膀胱経):腎機能を高め、エネルギーを補う
🔹 自律神経の調整(倦怠感・冷えの改善)
• 神門(しんもん)(心経):自律神経の安定
• 百会(ひゃくえ)(督脈):精神的安定
2. 鍼の施術方法
• 置鍼(ちしん): ツボに鍼を刺して10〜20分ほど置く
• 温鍼(おんしん): 鍼にお灸をつけて温める
• 電気鍼(でんきしん): 低周波の電気を流して筋肉の刺激を強める
3. 灸治療
• 知熱灸(ちねつきゅう): ツボに心地よい温度のお灸を施す
• 棒灸(ぼうきゅう): 直接肌に触れず、遠赤外線効果で温める
• 透熱灸(とうねつきゅう): 米粒大のもぐさをツボに置き、軽く焼く
4. 刺絡(しらく)療法(必要に応じて)
• 血行が悪い部位の瘀血(おけつ)を改善するために、浅く皮膚を傷つけて血を少量出す方法。
5. 生活習慣と併用
• 適度なストレッチやリハビリ運動(関節拘縮を防ぐ)
• バランスの良い食事(タンパク質・ビタミンB群を意識)
• 深呼吸や瞑想(自律神経を整える)
まとめ
球球脊髄性筋萎縮症の鍼灸治療は、症状の進行を遅らせることや生活の質を向上させる目的で行われます。適切なツボへの刺激やお灸の併用により、血行促進・筋肉の弛緩・嚥下機能のサポートなどの効果が期待できます。専門の鍼灸師と相談しながら、個々の症状に合わせた治療を行うことが大切
治療時間: 一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円