症例の紹介

症例の紹介

腰髄損傷

腰髄損傷

 

 腰髄損傷(腰部脊髄損傷)の鍼灸治療は、損傷の程度や患者の症状に応じて個別に調整されます。鍼灸治療は神経系や筋肉の機能を改善し、痛みを軽減し、血流を促進する目的で行われますが、完全な回復を保証するものではありません。以下は一般的な治療方法とアプローチです:

1. 症状の評価
腰髄損傷の程度や症状(痛み、しびれ、麻痺、筋力低下、膀胱や腸の機能障害など)を詳しく評価します。これにより、治療方針を決定します。

2. 使用する経穴(ツボ)
症状や目的に応じて選択される経穴は異なりますが、以下のようなツボがよく使用されます:
腰部の痛みやしびれに関連する経穴
• 腰陽関(GV3):腰部の血流促進。
• 腎兪(BL23):腎の強化、腰部の痛みの緩和。
• 志室(BL52):腎と腰部の活性化。
• 委中(BL40):腰部から下肢の気血を調整。
下肢の麻痺やしびれに関連する経穴
• 足三里(ST36):下肢の筋肉機能を改善。
• 三陰交(SP6):血流の促進と神経の活性化。
• 陽陵泉(GB34):筋肉や神経の痛み・痙攣の緩和。
膀胱や腸の機能障害に関連する経穴
• 関元(CV4):エネルギーの補充、内臓の調整。
• 中極(CV3):膀胱の機能改善。
• 太谿(KI3):腎臓の調整と全身の活性化。

3. 治療の目的に応じたアプローチ
① 痛みや炎症の緩和
• 刺鍼法:比較的浅い鍼を使用して、痛みのある部位や関連する経穴を刺激。
• 灸療法:温灸で局所の血行促進や緊張緩和を図る。
② 神経や筋肉の機能回復
• 深部の鍼刺で筋肉を刺激し、神経伝達の改善を促進。
• 電気鍼を使用し、筋肉や神経への刺激を強化。
③ 血行促進と全身調整
• 下肢や全身の経絡を調整することで、血行やエネルギーの流れを改善。
• 特に膀胱経や腎経の流れを整えることが重要。

4. 注意点
• 治療の頻度と期間:週2~3回の施術が一般的ですが、患者の回復状況に応じて調整します。
• 禁忌事項:感染症や皮膚の問題がある部位、重大な骨折や損傷がある場合は鍼灸治療を避けるか慎重に行います。
• 他の治療との併用:理学療法、リハビリ、薬物療法と併用することで効果が高まる場合があります。

5. 補足療法
• 食事療法:腎を補う食材(黒豆、山薬、くるみなど)を推奨。
• 気功やヨガ:リハビリと併用することで全身の回復を促進。
腰髄損傷は複雑な疾患であり、鍼灸治療は補助的な役割を担います。治療は必ず専門の鍼灸師と医師の指導のもとで行いましょう。質問や具体的な症状があればさらに詳しくお答えします!

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円