症例の紹介

症例の紹介

前立腺がん

前立腺がん

 

前立腺がんに対する鍼灸治療
 前立腺がんは、前立腺に発生する悪性腫瘍で、進行が比較的遅いものの、治療には手術、放射線療法、ホルモン療法、化学療法などが用いられます。鍼灸治療は、前立腺がんの治療において、痛みの軽減、治療の副作用の軽減、免疫力向上、体調の回復などをサポートする補助療法として活用されます。特に**ホルモン療法の副作用(ホットフラッシュ、倦怠感、骨密度低下、性機能障害など)**や、放射線治療後の疲労感、痛み、排尿障害の緩和に効果的です。

1. 鍼灸治療の目的
✅ 痛みの軽減(骨痛、腹部痛、腰痛)
✅ 排尿障害の改善(頻尿、尿漏れ)
✅ ホルモン療法の副作用(ホットフラッシュ、倦怠感、骨密度低下)
✅ 抗がん剤や治療の副作用(吐き気、口内炎)
✅ 免疫力の向上(体力回復と維持)
✅ 精神面のケア(不安、ストレス、不眠)

2. 前立腺がんに効果的な鍼灸のツボ
🟢 排尿障害を改善するツボ
📍 三陰交(さんいんこう)(内くるぶしから上に約4指分)
→ 排尿機能を改善し、頻尿や尿漏れを緩和
📍 関元(かんげん)(おへその下、指4本分)
→ 腎臓や膀胱の働きを整え、排尿障害を改善
📍 腎兪(じんゆ)(背中の第2腰椎の両側)
→ 腎機能を高め、排尿機能の回復を助ける
📍 会陰(えいん)(肛門と陰部の間)
→ 前立腺の健康を促進し、排尿の調整
🟢 ホルモン療法の副作用の緩和
📍 大椎(だいつい)(首の後ろ、背骨の一番上のくぼみ)
→ ホルモン療法に伴うホットフラッシュを軽減
📍 内関(ないかん)(手首の内側、指3本分下)
→ 倦怠感やストレスを緩和、ホットフラッシュの軽減
📍 足三里(あしさんり)(膝下、すねの外側)
→ 体力回復を助け、倦怠感を改善
📍 脾兪(ひゆ)(背中の第11胸椎の両側)
→ 免疫力を高め、体力を回復させる
🟢 痛みを軽減するツボ
📍 腰兪(ようゆ)(背中の第2腰椎の両側)
→ 腰痛や腹痛、骨痛を軽減
📍 膀胱兪(ぼうこうゆ)(背中の第2腰椎の両側)
→ 前立腺の痛みを緩和し、排尿不快感を軽減
📍 天枢(てんすう)(おへその両脇)
→ 腹部の圧迫感や痛みを和らげる
🟢 免疫力を高め、体力を維持するツボ
📍 気海(きかい)(おへその下、指2本分)
→ 体の気力を高め、免疫力を向上
📍 百会(ひゃくえ)(頭頂部)
→ 全身のエネルギーを高め、免疫力を向上
📍 神門(しんもん)(手首の小指側)
→ 精神的な不安を軽減し、リラックス効果
🟢 精神的な不安やストレスを和らげるツボ
📍 労宮(ろうきゅう)(手のひらの中央)
→ 心身をリラックスさせ、ストレスを解消
📍 太衝(たいしょう)(足の甲、親指と人差し指の間)
→ 精神的な緊張を和らげ、リラックス

3. 鍼灸治療の頻度
• がん治療中(手術後・ホルモン療法・放射線治療):週1〜2回
• 症状の改善(排尿障害、痛み、倦怠感):週1回
• 体力維持・免疫力向上のための予防ケア:月2回程度

4. 併用すると良い生活習慣
🟢 バランスの取れた食事(抗酸化物質を含む食材、低脂肪・高繊維の食事)
🟢 軽い運動(ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で体力を維持)
🟢 ストレス管理(趣味やリラックス法でリフレッシュ)
🟢 十分な睡眠と休養を確保
🟢 水分をしっかり摂取し、体の老廃物を排出する

5. 注意点
⚠ 鍼灸はがんの進行を止めるものではなく、補助療法であることを理解する
⚠ がん治療中の患者は主治医と相談しながら鍼灸治療を受ける
⚠ 免疫抑制剤を使用している場合、過度な刺激は避ける
⚠ 体調が優れないときは無理せず、休養を優先する
⚠ 過度な鍼灸治療は避け、軽い施術で体調を整える

まとめ
 前立腺がんに対する鍼灸治療は、排尿障害の改善、ホルモン療法による副作用の緩和、免疫力の向上、痛みの軽減、精神的なケアに効果的です。三陰交・関元・足三里・百会・大椎などのツボを使用して、体調を整えることが期待できます。
 がん治療と並行して、適切な食事、ストレス管理、リラックス法を実践し、体調の維持・回復をサポートしていくことが大切です。

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円