
口内炎
口内炎
口内炎は、口腔内に炎症や潰瘍が発生する状態で、ストレス、栄養不足(特にビタミンB群や鉄分の不足)、免疫力低下、アレルギー、感染症などが原因となることがあります。鍼灸治療は、痛みの緩和、炎症の軽減、体質改善、免疫力向上を目的としています。
1. 治療の目的
• 炎症の緩和: 血流を促進し、炎症を抑制。
• 痛みの軽減: 神経の過敏状態を落ち着かせる。
• 免疫力向上: 体の防御機能を高め、再発を予防。
• 全身調整: 胃腸やストレスなどの根本原因を整える。
2. 主なツボの選択
a. 口内炎に直接作用するツボ
• 廉泉(れんせん): 顎の下、口腔内の炎症や痛みに効果的。
• 承漿(しょうしょう): 顎先、唇や口腔内の症状に有効。
• 地倉(ちそう): 口角付近、口周りの血流を改善。
b. 炎症や痛みを抑える全身のツボ
• 合谷(ごうこく): 手の甲、顔面や口腔の炎症を軽減。
• 曲池(きょくち): 肘、体内の炎症反応を調整。
• 足三里(あしさんり): 膝下、消化器の調整と免疫力の向上。
c. 胃腸やストレスに関連するツボ
• 内関(ないかん): 前腕、胃腸の働きを調整し、ストレスを緩和。
• 中脘(ちゅうかん): 胃の働きを改善し、体内環境を整える。
• 三陰交(さんいんこう): 足首の内側、消化吸収を助け、全身の血流を改善。
d. 免疫力を高めるツボ
• 大椎(だいつい): 首の付け根、免疫機能を向上させる。
• 陰陵泉(いんりょうせん): 脛の内側、余分な湿気を排出し、炎症を抑える。
3. 治療の流れ
1. 問診と評価
o 口内炎の部位や症状の詳細(痛み、頻度、発生状況)を確認。
o 栄養状態、ストレス、胃腸の不調、全身の免疫力低下などの関連要因を評価。
2. 鍼治療
o 口内や顔面周辺のツボ(廉泉、承漿、地倉)を刺激し、局所の炎症を軽減。
o 全身の調整として合谷、曲池、足三里を施術し、免疫力を向上。
3. 灸治療
o 中脘、大椎、足三里にお灸を施し、胃腸の働きと全身のエネルギーを整える。
o 温灸を用いて血行を促進し、炎症を和らげる。
4. セルフケア指導
o バランスの良い食事、特にビタミンB群や鉄分の摂取を推奨。
o 十分な水分補給を心がけ、口腔内を清潔に保つ方法を指導。
o ストレス軽減のためのリラクゼーション法を提案。
5. 定期的な治療
o 慢性的な口内炎や免疫力低下が続く場合、定期的な治療で体質改善を図る。
4. 注意点
• 口内炎が長期間治らない場合や、痛みが強く、発熱や全身の倦怠感が伴う場合は、専門医の診察を受けてください。
• 鍼灸治療は補助療法として利用し、栄養療法や生活習慣の改善と併用することをお勧めします。
5. 期待できる効果
• 口腔内の痛みや炎症の軽減
• 免疫力の向上と再発予防
• 消化器系やストレスによる体調不良の改善
• 全身のバランスが整い、健康状態の向上
鍼灸治療は、口内炎の痛みを和らげるだけでなく、全身の調子を整える効果があります。栄養管理や生活改善と合わせて治療を受けることで、根本的な体質改善と口内炎の予防が可能です。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円