
無呼吸症
無呼吸症
無呼吸症(特に睡眠時無呼吸症候群、SAS)の鍼灸治療では、気道の通気性を改善し、呼吸筋の緊張を和らげることを目指します。また、自律神経の調整やストレス軽減も治療の重要なポイントです。以下は一般的な治療方法です。
1. 診断と治療方針の確認
• 鍼灸治療を行う前に、患者の無呼吸症のタイプ(閉塞性、中枢性、混合性)を確認します。
• 医師による診断結果を基に、CPAP(持続陽圧呼吸療法)などの併用治療を確認します。
2. 主な施術の目的
• 気道の開放:咽頭部や首周りの筋肉をリラックスさせ、気道を広げる。
• 呼吸筋のサポート:横隔膜や肋間筋の緊張を緩和する。
• 自律神経調整:副交感神経を優位にし、質の高い睡眠を促進。
3. 使用する主な経穴(ツボ)
頭部・顔面
• 迎香(げいこう):鼻詰まりを緩和。
• 印堂(いんどう):リラクゼーションと精神安定。
• 睛明(せいめい):眼精疲労やストレス解消。
首・肩
• 天突(てんとつ):気道を広げる効果。
• 大椎(だいつい):自律神経の調整。
• 肩井(けんせい):首や肩の緊張緩和。
胸・腹部
• 膻中(だんちゅう):呼吸器系の調整。
• 中脘(ちゅうかん):消化機能を改善し、全身の気の巡りを促す。
足
• 足三里(あしさんり):全身の調整、疲労回復。
• 三陰交(さんいんこう):自律神経の安定、血流促進。
4. 治療手順
1. 患者がリラックスできる体位(仰臥位や側臥位など)を選びます。
2. 主に呼吸器や自律神経に関連する経穴に鍼を刺します。必要に応じて、お灸や低周波鍼通電療法を併用します。
3. 筋肉の緊張が強い場合、局所の緩和を目的にマッサージや温罨法を加えることもあります。
5. 生活指導
• 体重管理:肥満が原因の場合、減量を指導。
• 睡眠姿勢:横向きで寝ることで気道が広がる場合があります。
• 禁煙・飲酒の制限:これらは気道閉塞を悪化させる可能性があります。
注意点
• 鍼灸治療は無呼吸症の補助療法として有効ですが、単独での治療効果には限界がある場合があります。
• 重度の場合は、医師の指導の下でCPAPや外科手術を検討する必要があります。
• 鍼灸の施術前には必ず医師の許可を得てください。
個々の症状や体質に応じた治療計画が重要ですので、専門の鍼灸師に相談することをお勧めします。
初診料: 3,000円
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円