症例の紹介

症例の紹介

慢性腎炎

慢性腎炎
 慢性腎炎に対する鍼灸治療は、症状の軽減や体の調整を目的とした補助療法として利用されることがあります。西洋医学の治療に加えて、鍼灸は体全体の調和を整え、腎臓機能の改善を助けると考えられています。ただし、鍼灸療法を取り入れる前には、必ず医師と相談することが重要です。以下は、慢性腎炎に対する鍼灸治療のアプローチの一例です


1. 経絡(けいらく)とツボの選択
 鍼灸では、体に流れる「気」と血液の流れを調整するために、特定のツボ(経穴)を刺激します。慢性腎炎においては、腎機能をサポートするツボを使います。代表的なツボは以下の通りです:
• 腎兪(じんゆ):背中に位置し、腎経に関係するツボ。腎の機能を強化するために使われます。
• 太谿(たいけい):足の内側に位置し、腎臓のエネルギーを補うツボ。
• 三陰交(さんいんこう):内踝から上に約4指分の位置にあり、腎をはじめとする陰経を調整するツボ。
• 肝兪(かんゆ):背中にある肝経のツボで、腎臓とともに働くため、肝機能と腎機能のバランスを調整します。

 

2. 鍼灸の手法

慢性腎炎の治療では、鍼(はり)や灸(きゅう)を使って、腎機能を強化するためのエネルギーを補充します。以下の方法です。
• 透刺針(はり):選定されたツボに細い鍼を刺すことによって、体内の気血の流れを促進し、腎機能の改善を図ります。鍼の刺激は、血行を良くし、身体全体のバランスを整えます。
• 灸(きゅう):特定のツボに温熱刺激を与えることで、血行を促進し、腎臓に必要なエネルギーを補います。慢性腎炎の患者には、温灸を使うことが一般的です。

 

3. 治療の頻度と期間
 治療の頻度や期間は患者の症状や体調によって異なりますが、一般的には週に1回から2回のペースで治療を行うことが多いです。慢性疾患であるため、長期間にわたる治療が必要となることもあります。

 

4. 治療の目的
 鍼灸治療の目的は、腎臓の働きを強化し、体全体のバランスを整えることです。慢性腎炎においては、以下の効果が期待されます。
• 痛みやむくみの軽減:腎臓に関する不快感を和らげることができます。
• 免疫機能の向上:鍼灸は免疫系にも良い影響を与えるため、腎炎の症状を軽減する可能性があります。
• 血行促進:腎臓や周辺の血流を改善することで、体内の老廃物や毒素の排出を助けます。
5. 注意点
• 鍼灸治療は補完的な治療法として利用されるべきであり、西洋医学での治療を代替するものではありません。
• 急性期の腎炎や、合併症がある場合は、鍼灸治療を受ける前に必ず医師に相談してください。
• 鍼灸の効果は個人差がある

 

ため、すぐに効果が感じられない場合もありますが、継続的な治療が大切です。

 

結論
 慢性腎炎に対する鍼灸治療は、腎機能のサポートや症状の軽減を目的として行われますが、西洋医学の治療と併用することが大切です。治療を始める前に、専門家との相談を行い、安全かつ効果的に治療を進めていきましょう。

 

治療時間: 一回鍼灸治療時間は30分から60分
 初診料: 3,000円
  料金: 一回鍼灸治療4,500円から9,000円