症例の紹介

症例の紹介

副甲状腺機能亢進症

副甲状腺機能亢進症

 

 副甲状腺機能亢進症(副甲状腺過形成症または副甲状腺腫瘍症)は、副甲状腺からの過剰な副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌により、血中カルシウム濃度が異常に高くなる疾患です。これにより、骨の健康、腎機能、神経系に悪影響を与えることがあります。鍼灸治療は、副甲状腺機能亢進症の治療の補助的な方法として利用されることがあり、体のエネルギーバランスやホルモンの調整を目指すことができます。
副甲状腺機能亢進症に対する鍼灸治療の目的は、過剰なカルシウム分泌を緩和し、症状を和らげ、体全体のバランスを整えることです。以下に、鍼灸治療のアプローチを紹介します。

 

鍼灸治療のアプローチ
 副甲状腺機能亢進症に対する鍼灸治療では、特に内分泌系の調整、血流の促進、体内のエネルギーのバランスを整えることを目指します。以下の方法が考えられます。
1. ツボの選定
 副甲状腺機能亢進症に関連するツボは、内分泌系やカルシウム代謝に関連する部位をターゲットにします。以下のツボが考えられます:
• 内分泌系の調整に有効なツボ
o 三陰交(さんいんこう):内分泌系を調整し、ホルモンバランスを整えるために用いられるツボです。副甲状腺ホルモンの分泌を調整する手助けになります。
o 腎兪(じんゆ):腎経に位置するツボで、腎機能をサポートし、カルシウム代謝にも関与します。副甲状腺機能亢進症による骨の健康やカルシウム代謝の調整に役立つとされています。
o 合谷(ごうこく):全身のエネルギー調整を行い、ストレス軽減にも役立つツボです。副甲状腺機能亢進症による症状を和らげる手助けになることがあります。
• カルシウム代謝に関連するツボ
o 足三里(あしさんり):エネルギーの流れを強化し、血液循環を促進します。カルシウム代謝のバランスを整えるために利用されることがあります。
o 大椎(だいつい):背部の首の下にあるツボで、全身のエネルギーの流れを調整し、内分泌系や神経系のバランスを改善します。

 

2. 鍼灸治療方法
 鍼灸治療は、体内のエネルギーを調整し、ホルモンバランスを整えるために行います。具体的な治療方法は以下の通りです:
• 鍼:特定のツボに鍼を使用して、経絡を刺激し、血流やエネルギーの流れを改善します。これにより、副甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制し、症状を緩和することが期待されます。
• 灸:温熱療法を使用し、体を温めて血行を促進します。特に冷えが原因で症状が悪化している場合、灸を使うことで体内のエネルギー循環が改善され、ホルモンのバランスが整えられることが期待されます。

 

3. 生活習慣の改善
 鍼灸治療に加えて、生活習慣の改善も副甲状腺機能亢進症の管理には重要です。以下の点を心がけると良いでしょう:
• カルシウムとビタミンDの管理:副甲状腺機能亢進症により血中カルシウム濃度が高くなるため、カルシウム摂取の調整が必要です。過剰摂取を避け、医師の指導に従ってビタミンDの摂取量を管理することが大切です。
• ストレス管理:ストレスが副甲状腺ホルモンの分泌に影響を与えることがあるため、リラックスした生活を心がけ、ストレスを減らす方法(ヨガ、瞑想、深呼吸など)を取り入れると良いでしょう。
• 水分補給と腎機能のサポート:副甲状腺機能亢進症は腎機能にも影響を与える可能性があるため、適切な水分補給を行い、腎臓の健康を維持することが重要です。

 

4. 治療の注意点
• 鍼灸治療はあくまで補助的な治療法であり、副甲状腺機能亢進症に対する主要な治療法は、医師による薬物療法や手術です。鍼灸治療は症状の緩和やエネルギーバランスの調整をサポートするために活用されます。
• 治療を受ける際には、鍼灸師と医師が連携を取りながら進めることが重要です。

 

まとめ
 副甲状腺機能亢進症に対する鍼灸治療は、ホルモンバランスの調整やカルシウム代謝の改善を目指して行われます。鍼灸治療は、副甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制し、症状を和らげるための補助的な手段として活用できますが、根本的な治療は医師による管理が必要です。鍼灸治療は、そのサポートとして、症状緩和やエネルギーの調整を行う役割を果たします。
治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円