症例の紹介

症例の紹介

チック症

チック症

 

 チック症(チック障害)は、突然の速い運動や音声を繰り返す症状が特徴的な神経発達障害です。多くの場合、特にストレスや緊張が高まったときに症状が悪化することがあります。鍼灸は、チック症に伴う症状を緩和するための補完的な治療法として使用されることがあります。鍼灸は、神経系や筋肉、ストレス反応に対する働きかけを行うことが期待されますが、治療の効果については個人差があり、すべての患者に効果があるわけではありません。
以下は、チック症に対する鍼灸治療の一般的なアプローチです。
1. 自律神経系の調整
チック症は、ストレスや不安が関係することが多いため、自律神経系の調整が効果的とされています。鍼灸は、体のリラックスを促し、ストレスや緊張を軽減するために使用されます。
• 治療方法:
o **「心兪(しんゆ)」や「神門(しんもん)」**など、リラックスを促すツボを刺激します。これにより、神経のバランスが整えられ、ストレスの軽減が期待できます。
o **「内関(ないかん)」**などのツボは、過剰な緊張をほぐし、気持ちを落ち着かせるために使われます。
2. 筋肉の緊張を緩和
チック症では、筋肉の不随意な収縮や動きが見られることがあります。鍼灸は筋肉の緊張を和らげるために有効で、症状の改善を目指すことがあります。
• 治療方法:
o **「合谷(ごうこく)」や「肩井(けんせい)」**など、肩や首の緊張をほぐすツボが使われることがあります。筋肉の緊張を緩和し、動きがスムーズになることが期待されます。
3. 神経系の調整
チック症の症状は神経系の過剰反応が原因と考えられることがあります。鍼灸は、神経系を調整することで、過剰な神経反応を抑制し、症状の軽減を図ることができます。
• 治療方法:
o **「百会(ひゃくえ)」や「太衝(たいしょう)」**などのツボが、脳や神経の働きを整えるために使用されます。これにより、過剰な神経反応を抑え、チックの回数を減らすことが期待されます。
4. ストレスや不安の軽減
チック症は、感情的なストレスや不安が増すと悪化することが多いです。鍼灸は、心身のリラックスを促し、ストレスや不安を軽減する効果があるとされています。
• 治療方法:
o **「太衝(たいしょう)」や「風池(ふうち)」**など、ストレスや不安を緩和し、気持ちを落ち着けるためのツボが使われます。
5. 全体的な体調の改善
鍼灸は、体全体のバランスを整えるためにも使われることがあります。チック症の症状を軽減するためには、体のエネルギーの流れを整え、全体的な健康を改善することが重要です。
• 治療方法:
o **「気海(きかい)」や「足三里(あしさんり)」**などのツボを刺激して、体全体のエネルギーの流れを整えます。これにより、チック症の症状が軽減することが期待されます。
6. 情緒の安定
チック症の症状は、情緒的な不安定が引き金になることがあります。鍼灸は感情の安定を促し、情緒的な不安定さを軽減するためにも役立つ場合があります。
• 治療方法:
o **「神門(しんもん)」や「三陰交(さんいんこう)」**など、感情の安定を図るためのツボを使用することがあります。

 

注意点
• 鍼灸はチック症の根本的な治療法ではなく、症状の軽減を目的とした補完的なアプローチです。薬物療法や行動療法と併用することが一般的です。
• 鍼灸治療を行う際は、経験豊富な鍼灸師に相談し、症状や体調に応じた個別のアプローチが求められます。
• 鍼灸治療を始める前に、必ず医師に相談し、診断を受けることが重要です。

 

 チック症の治療には個人差があり、鍼灸が有効である場合もあれば、他の治療法が必要な場合もあります。鍼灸を試みる場合は、医師や専門家の指導を受けることが推奨されます。

 

治療時間:一回鍼灸治療時間は30分から60分
初診料: 3,000円
料金:一回鍼灸治療4,500円から9,000円